TAQSIE
三菱地所リアルエステートサービス
AI価格査定・独自アルゴリズムでのマッチング・MAP による周辺売却実績、担当者検索機能・チャット機能・Web面談選択機能などを、ノーコード+Python+JavaScriptで爆速開発
- 課題
- 新規事業を、既存システムから大幅にリニューアルを行いたい
- リーンにリリースし大きく成長していけるような、柔軟な運用方法を取り入れたい
- ビジネス側のPDCAにキャッチアップできるスピード開発体制がほしい
- 様々な機能を短期間で取り入れ、ユーザーのニーズに応えたい
- スピードリリースを優先し、徐々に大きく展開していきたい
- ソリューション
- ノーコードで爆速開発、ゼロから構築開始3ヶ月で、フルリニューアル版のリリース
- AI価格査定、独自アルゴリズムでのマッチング機能、MAPによる周辺売却実績、担当者検索機能、チャット機能、Web面談選択機能など、様々な機能をスピーディに追加実装
- 週単位での改修が可能なスピード開発体制に
タクシエで家の売却をらくらく&スムーズに
家の売却を成功させるために、最も重視すべきものをご存知でしょうか。
実は、不動産の売却経験がある人の、なんと8割が「仲介担当者が重要だった」と答えています。
その一方で、ほとんどの人にとって、家の売却なんて、初めての経験。売却の軸を持てないまま、一括査定サイトなどから強引に話を進められてしまい、後々後悔をする人が数多くいたのも、不動産売買市場の特徴でした。
きちんと納得できる不動産売却を行うために、まず最初に考えるべきは、「信頼できる仲介担当者との出会い」なのです。なぜなら、その家の周辺情報や、より良い売却時期、そして不動産の市況などを全てプロの目線で把握し、win-winの関係で商談を進めてくれる存在こそ、仲介担当者だからです。
にも関わらず、一括査定サイトなどを経由して、適正ではない価格や条件で成約してしまい、後悔する人が多かった。不動産のプロだからこそ見えていたこの業界の難しさを解決するために生まれたのが「タクシエ」。
タクシエでは、大手不動産21社・約350名の精鋭の中から、実績や買い手情報をみて、自分で仲介担当者を選び、相談することが可能です。さらに、タクシエが自動で、あなたに合うかもしれない担当者をレコメンドしてくれます。
その上、連絡方法を指定し、チャット相談やWeb面談を指定できるので、しつこい営業電話も、強引な押し付け営業も回避できます。
タクシエ
URL:https://taqsie.jp/
AI価格査定で大まかな価格を知ることができます
更に、タクシエは、約1分の簡単な入力から、AI査定機能により「目安となる価格相場」を、無料で提示してくれます。基準となる相場感を確認しながら相談し合えることで、お客様と担当者の、早期の信頼構築に繋がります。売却を検討する際、焦らずに、一度プロの話を聞いてみませんか。登録はもちろん、無料です。
現状のマッチングシステムを全リニューアル。ゼロから組み上げ、さらにAIを組み込み、よりユーザーの興味を引くプロジェクトを、爆速リリース。
まず、私たちが行ったことは、新規事業に合うような爆速改修を可能にするフレームワークへの全面移管でした。現状のシステムを見た目ベースで模倣しつつ、新しいUXを取り入れながら、ユーザーのサービス体験を損なわないように移管することがミッションでした。
開発期間は3ヶ月で、移管時には、サーバー切り替え反映の時間以外はシステムを落とさずに、一括移行を行いました。ユーザーには、パスワードの再登録だけを行ってもらう形で、離脱を防ぎました。
同時に、不動産価格のAI査定機能と、地図ベースでの類似事例閲覧・マッチング機能を追加しました。
AI査定機能においては、ユーザーからヒアリングできるデータが限定的な中、相関係数が少なく限られた4種類のデータから、LightGBM(機械学習における分析アルゴリズム、教師あり学習)を行い、予測精度を90%まで向上させました。
※現在はさらに豊富なデータ数を持つプラグインを組み込み、精度をさらに向上させています。
また、地図機能の実装においては、Googleマップを連携させ、仲介担当者の売却実績をマッピングすることで、ロケーションベースのマッチングを可能にしました。
これらの開発を短期間で行い、更にリリース後もビジネスのPDCAに追従するために、弊社はフロントにノーコードツールを使用し、動的な部分にはJavaScript、バックエンドにはPythonを使用することで、柔軟で迅速な開発を行いました。
現在は、実運用上で必要になった改修を行いながら、To be像を共に考え、事業を拡大している最中です。
中長期の視点で考えた時に、お客様のニーズに合わせて機能改修を高速で実装していく重要性が高まった
おかげ様で、TAQSIE(タクシエ)は2022年5月のサービスローンチから約1年が立ち、他社で売却が上手くいかなかったお客様や空き家の売却にお悩みのお客様などを中心に、数多くのお客様にご利用いただき、ご満足いただける売却を実現しております。
システムについては、当初はSaasのマッチングシステムをベースに構築しておりましたが、中長期の視点で考えた時に、早期にシステム基盤を構築する必要性や、お客様のニーズに合わせて機能改修を高速で実装していく重要性が高まり、ノーコードツールを用いてスピーディーに開発を進めていけるBiz Freakさんに依頼をさせて頂きました。
取引の繁忙期である時期にシステムリプレイスを間に合わせるべく、依頼から約3ヶ月という短期間の開発期間でありましたが、これまでのサービスをベースに、ニーズの高かった機能実装まで行って頂き、懸念であったシステム移管も、順調に取り進めて頂き感謝しております。
またまだタクシエは発展途上のサービスなので、これからも爆速でよいシステムにアップデートしていけるよう、引き続きパートナーとしてご支援頂けますと嬉しいです。
三菱地所リアルエステートサービス株式会社 新事業推進部 参事 落合 晃