BLOG
ローコード

【現場で使える Bubble #5】チームで開発をしよう!プロジェクトの共有とブランチ

皆さま、ごきげんよう!tocです。

前回の 現場で使える Bubble #4】バックエンドもローコードで実装!実践付きでBackend Workflowを解説はいかがだったでしょうか?

フロントだけではできない便利な機能が盛り沢山なのでまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひチェックしてみてください!

さて、今回は現場で使えるBubble第五弾として、チームでのBubble開発にフォーカスを当ててお話ししたいと思います。チームで開発する際に効率的なコラボレーションを行うためには、プロジェクト共有ブランチの活用が欠かせません。特にBubbleの強力なバージョン管理機能を使いこなすことがポイントです。

それでは、早速始めましょう!

  1. Collaborationの設定
    1. Collaboration
    2. 権限の設定
  2. ブランチ管理
    1. Bubbleのブランチとは?
    2. ブランチ新規作成
    3. MergeからDeployまで
    4. コンフリクト
    5. データベース
  3. まとめ

1. Collaborationの設定

チームでの作業を効率化するには、まずCollaborators(共同作業者)の設定が必要です。

Collaboration

  1. 「Settings」→「Collaboration」タブに移動
    • ここでアプリに追加するメンバーを管理できます。
  2. メールアドレスでメンバーを招待
    • invite a user欄にあるメールアドレスを入力し、inviteで送信します。
    • 注意: Transferをしてしまうと所有者が移行してしまうため注意!

招待したらその開発者に対して表示や編集など様々な権限を変更できます。

権限の設定

  • Admin: チェックをつけると他の共同作業者権限を制御できます。
  • App: 表示のみか表示と編集の権限を決定できる。
    • View only: アプリの表示のみ
    • View and edit: 表示および編集可能
  • Data: アプリのデータベースに関して、次のいずれかの権限レベルを持つことができます。
    • No permission: データベースのアクセス権限なし
    • View only: データを表示できるが、変更することはできない
    • View and run as: 表示とエンドユーザーとして実行はできるが変更はできない
    • View and edit: 表示および変更可能
  • Logs: アプリのログを表示する権限を持たないか、ログを「表示および照会」する権限を持つことができます。
    • No permission: ログ表示の権限なし
    • View and query: 表示および紹介可能
  • Only dev. version: チェックをつけるとアプリの開発バージョンに対してのみ上記の権限を持つことができます。

2. ブランチ管理

Bubbleのブランチとは?

Bubbleのブランチは、Gitのように開発作業を分岐させる仕組みです。各開発者が異なるブランチで作業を行い、最終的に「Merge(統合)」することで、1つのプロダクトにまとめられます。

本番環境はLiveというブランチでMainブランチのみDeployすることができます。

ブランチは無制限で作ることができずプランによって上限値が異なります。

また、Growth以上のプランで作ることができ、

作成できるブランチはGrowthでは10個、Teamでは25個ブランチを作成することができます。

ブランチ新規作成

それでは実際に作業用のブランチを作成してみましょう。

右上近くにあるブランチアイコンをクリックすると、バージョン コントロール パネルを開くことができます。ブランチ アイコンには、現在のブランチの名前が表示されます。

バージョン コントロール パネルのCreate a new branchでブランチ作成画面に遷移します。

Branch nameとBranch description(任意)を入力後、

Createボタンでブランチを作成することができます。

再度バージョン コントロール パネルを開くと先ほど作成したブランチがあることが確認できます。

Mainに戻りたい時はMainを選択すれば簡単にブランチを切り替えできます。

MergeからDeployまで

自分が行った作業をMainに取り込み本番環境に反映まで行う手順です。

  1. 作業ブランチでSync with Mainをして最新の内容を作業ブランチに反映して、競合がないか確認します。Sync with Mainを先に行うことで、コンフリクト(変更の競合)を最小化できます。
  2. Mainブランチに切り替えMerge changes from another branchを実行し、作業ブランチを選択しMainブランチに作業分を取り込みます。

コンフリクト

どんなに気をつけてもコンフリクトが起きてしまう場合があります。

コンフリクトがある場合は手動で解決が必要です。

同じエレメントやワークフローのアクションでコンフリクトが起きるとどちらか一方しか反映できないので同じタイミングで同じ箇所をいじった場合は注意が必要です!

チェックボックスで切り替えて内容を参照することができます。

以下はクリックイベントで

MainではMain!!というアラートを表示

作業ブランチではtext!!というアラートを表示

というワークフローを組んだ時、どちらかしか選べないのでどちらかは消えてしまいます!

作業したものが消えてしまうので、慎重に選びましょう。

データベース

データベースは本番環境と作業用の二つしかなくブランチ単位で分けることができません。

作業ブランチで変更すると他の作業者のデータベースも変更されるので注意してください。

出典: https://manual.bubble.io/help-guides/maintaining-an-application/version-control。一部テキストを加えています。

3. まとめ

今回は、Bubbleのチーム開発を支える強力な機能であるコラボレーション設定とブランチ管理について紹介しました。チームでの開発を効率化するこれらの機能を活用することで、スムーズなプロジェクト運営が可能になり、開発スピードを大幅に向上させることができます。

この記事で紹介した内容をしっかり理解し、実践することで、Bubbleを活用したチーム開発の成功率をさらに高められるはずです。

私たちのチームでは、最前線のスピード感を持って新規事業開発に取り組み、BubbleなどのローコードとAI技術を最大限に活用しています。テクノロジーの力で圧倒的な成長を体感しながら、共に未来を創りたいという方は、ぜひ以下のリンクからご応募ください。チーム一同、あなたと一緒に挑戦できる日を楽しみにしています!

👉 https://bizfreak.co.jp/recruit

次回の「現場で使える編」では、自由に変数が持てる!? Custom Stateの使い方と注意点について詳しく解説する予定です。Custom Stateを活用することで、動的で柔軟なアプリケーション設計が可能になりますので、どうぞお楽しみに!

BACK

RECRUIT

世の中に「技術」で
価値を生み出す

JOIN OUR TEAM