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社長ブログ

誰もが今に熱狂する世界を創る。

これは、先日、僕がシリコンバレーの投資家にピッチを行ったときのことだ。

様々なベンチャーが顧客の獲得に苦戦する中、自社としては開発・営業のどちらをとっても控えめに言っても悪くない立ち上がりで、創業2年目にして株式調達なしで虎ノ門ヒルズに移転したばかりの僕は、意気揚々と登壇し、ピッチを始めた。

「弊社は、日本でアジャイル開発を再定義するチームである。開発効率は従来の3倍程度であり、これは組織にとっても、クライアントにとっても素晴らしいことだ。さらに、創業2期目で、売上1億円、経常利益3千万円を上回って推移している。そんな会社、他にないだろう?」

と、僕はまず、彼らに伝えた。
なぜなら、そのスピードで成長している会社は、その場には、確かにいなかったからだ。

彼らは、悪い意味で僕の期待を裏切り、驚くほど興味がなさそうな反応を示した。

So What? Good for you.
(そうかい、それはよかったね。)

そうなのか。

そういうことか。

拙い英語だったが、僕は何となく予定していたピッチを少し割愛し、最後にアドリブで一つ、僕の中にあったアイディアを試してみた。

「僕は、データドリブンで新規事業を生み出すことができるプラットフォームを作りたい。それは、ただのバックログツールではない。あらゆる事業にフィットし、プロダクト自体のユーザーの反応や、サービスの改修の方向性をデータドリブンに示してくれ、更に裏では従来の3倍速で、望んだ改修までしてくれる。そんなツールがあったら、世界が変わるんじゃないか。」

Yes, that's pretty cool.
(それはなかなかクールだね。)

彼らはそこそこの反応を示した。

そういうことなのだ。

そして、それは同時に、これがずっと僕が言いたかったことなんだ、と、僕の中で腹落ちした瞬間でもあった。

彼らは、僕に、どんなに儲けているかではなく、どんなユニークなことをしているかを聞いていたのだ。

アメリカでは、着実に稼ぐ方法ではなく、どんなユニークなことをしていて、今までにないイノベーションをどう生み出すのか、ということが大事であり、そろばん的経営よりも、ビジョンとロマンのほうがずっとウェイトは重いのだ。なぜなら、それを支える土壌はすでに整っているからだ。だから、堂々とロマンを語れるのだ。

そんな雰囲気がきっと僕の本音を引き出してくれたのだろう。

ただ、では逆になぜ、自分が今まで真っ直ぐに自分のビジョンを伝えていなかったのか、という疑問を抱いた。

これは、僕の問題でもある。ただ、要因の一部は、アメリカと日本の大きな格差だと僕は捉えている。

日本では、起業家が少ない。よってVCの投資額が少ない。だから小規模な上場が多い。

一方で、起業家からすると、エクイティファイナンスだけでは殆どの起業家は生き残れない。プロダクトローンチフェーズで顧客の選択により淘汰されていくのではなく、そもそもスタートを切ることができないアントレプレナーも数多く存在する。

これは、おそらく、シンプルに時代が遅れているのだ。

さらに、これは大企業の新規事業についても同じことが言える。

僕が5年前、大企業の中で新規事業を企画した際に、社内の、しかもペルソナではない人間から言われたのは、要約すると以下になる。

「収益性は?何年で黒字なのか?予測売上は?予算はどうなっている?月額収益を増やすための改修案の具体的根拠は?」

そして、検討という名のたらい回しに合い、最終的には事業を始められないまま、モチベーションが下がっていったのを覚えている。

もちろん、上記のような定量的指標は、とても大事だ。新規事業において必須である。よって軽視するべきということでは全くない。

ただ、同時に、このような積み上げ式的な事業創造だけではなく、ビジョンやロマンから未来について考えるべきなのだ。

足元のルールに沿って​​積み上げながらも、ビジョンからルールを変えていく力が必要だ。僕を含めて、多くの日本人は、事実からの積み上げは得意で、未来ベースのロマン経営は、きっと苦手だろう。

だが、ルールは、あるように見えて、ないのだ。

本来、全起業家が、自分のビジョンに対して真っ直ぐに事業創造できる世界が存在するべきなのだ。そして、そこに、あらゆる資金はbetされるべきだ。

「昔はね、皆で生活費を稼ぎながら、新しい事業を生み出すことが、当たり前だったんだよ。」

日本が経済成長していれば、僕は30年後、自分の子供にきっとそう言うのだろう。逆にいえば、あらゆる起業家がビジョンやロマンから経営をスタートできる時代が日本にもきっと来るのだ。ただ、今は、まだ、そうではないことが多いだけの話だろう。

しかし、それは本当だろうか?
そんな世界は、もしかしたら、日本にはあと100年(もしくはそれ以上)来ない可能性もあるということだ。

だから、僕は、僕たちからそんな時代を迎えにいくことに意義を感じ、この会社を創業した。

僕たちは、あらゆる人の、夢を支えるプロダクトを作っていく。そのためには、まずは様々な新規事業に関わり、新規事業を科学する。

定量的評価?細かい改修?そんなものは全て、僕らに任せれば良い。日本的な指標であるそろばん経営を1つのツールに任せ、自動化させる。さらに、圧倒的にスピーディなエンジニアリングを提供することで、人とテクノロジーの距離を近づける。

そしてその代わり、夢を語り、ロマンに生きる人と時間を増やす。

そういう意味で、新規事業を生み出す人はもっとバカになって良い、と考える。

ビジョンを持つ人、行動力・実行力がずば抜けている人。そういう人たちが、ストレスなく事業を創る未来。

シンプルにいえば、僕らは起業や新規事業のハードルを下げる存在になるということである。世の中に、もっとビジョンやロマンを抱く人間が、増えれば、日本の未来はきっと明るい。

僕らのバリューは、人とテクノロジーの距離をなくすこと、スタートアップの熱量を伝播させること、そして、圧倒的なスピードとデータライゼーションにより新規事業開発を再定義することである。その先に、日本の明るい未来があると信じている。

だから、会社のミッションは、「日本を最高のイノベーション大国にする。」ビジョンは、「誰もが今に熱狂する世界を創る。」だ。

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