【2026-01-23】今日のAIニュース総まとめ - トピックス・技術・ビジネス
今日もAI業界は活発に動いています。Anthropicが業界初のパブリックドメイン公開となる「Claude新憲法」を発表し、AI倫理の透明性で新たな基準を提示しました。一方、Google DeepMindのCEOはOpenAIの広告戦略に「驚き」を表明し、マネタイゼーション戦略の分岐が鮮明になっています。日本では関西で大規模AI博覧会が開催され、SMBC・日清食品といった身近な企業のAI活用事例が共有されました。本日の注目ニュースを3つのセクションでお届けします。
今日のハイライト
1. Anthropic、23,000語のClaude新憲法をCC0で公開(2026-01-22)
Anthropicが公式サイトで発表した新憲法は、Claudeの行動原理を定義する包括的なガバナンス文書です。CC0ライセンス(パブリックドメイン)で公開されたことで、競合他社も参照・採用可能となり、業界標準化の可能性が生まれました。AI安全性と透明性における新基準として、エンタープライズ導入時のコンプライアンス説明資料にも活用できます。
2. Google DeepMind CEO、OpenAIの広告導入に「驚いた」と表明(2026-01-22 ダボス会議)
TechCrunchの報道によると、Demis Hassabis CEOはダボス会議で、ChatGPTへの広告導入について驚きを示しました。Google/DeepMindは現時点でGeminiへの広告追加予定なしと明言し、「広告なしAI」が競争優位性として機能する可能性を示唆しています。
3. AI博覧会 Osaka 2026開催(2026-01-21-22)
マイドームおおさかで開催されたAI博覧会では、SMBC、日清食品HD、Notionが登壇し、金融・製造・コラボレーション領域での生成AI活用事例を共有。関西圏での企業AI導入加速の証左となりました。
💡 新機能・サービス・トピックス
Anthropic Claude新憲法で透明性の新基準
2026年1月22日、AnthropicはClaudeの行動原理を定義する23,000語に及ぶ全面改訂版「Claude's new constitution」を公式ニュースで発表しました。CC0ライセンス(パブリックドメイン)で公開されたこの文書は、AI開発の倫理指針として業界参照可能な公開文書となっています。
具体的な活用シーンとしては、企業がClaude導入時にコンプライアンス部門へ説明する際の根拠資料として利用できます。23,000語という詳細度は、具体的なエッジケースへの対応方針まで透明化しており、一般ユーザーにとっても「AIがどのような価値観で動作するか」を理解する入口になります。
競合他社も参照・採用可能なCC0公開により、業界標準化の可能性も生まれました。Anthropicの安全性重視姿勢を再確認する重要な発表です。
Google DeepMind、広告なし戦略を継続
2026年1月22日、Demis Hassabis CEOがダボス会議で、OpenAIのChatGPT広告導入について「驚いた」とTechCrunch報道で明らかになりました。Google/DeepMindは広告導入を慎重に検討中で、現時点でGeminiへの広告追加予定なしと明言しています。
これはOpenAI対Google/DeepMindのビジネスモデル差別化が明確化した瞬間です。「広告なしAI」が競争優位性として機能する可能性があり、エンタープライズ顧客の選択基準(データプライバシー懸念)に大きな影響を与えるでしょう。
無料サービスの将来像として、広告モデル対サブスクリプションの分岐点を示す重要な発言です。
🔧 技術アップデート
OpenAI API廃止スケジュール - 緊急対応必須
OpenAIのDeprecations公式ページで継続的に更新されている廃止スケジュールが、2026年2月から本格化します。特に注意すべき廃止予定は以下の通りです:
- 2026-02-17:
chatgpt-4o-latestスナップショット廃止 → 最新安定版スナップショットへ移行 - 2026-02-27: Realtime API Beta廃止 → Realtime API GA版へ移行
- 2026-03-24:
gpt-4o-realtime-previewファミリー廃止 →gpt-realtime/gpt-realtime-miniへ移行 - 2026-03-26: レガシーGPT-4スナップショット廃止 → GPT-4o系へ移行
- 2026-08-26: Assistants API廃止 → Responses + Conversations APIへ移行
技術者にとっては本番環境の緊急移行作業が必要です(特に2-3月)。ビジネス視点では、サービス停止リスク回避のためのコスト・工数見積もりが必須となります。一般ユーザーにとっても、使用中のアプリが突然動かなくなる可能性があります。
推奨アクションは以下の通りです:
- 2月17日までに
chatgpt-4o-latest依存コードを特定し更新 - 3月24-26日の集中廃止に備えたテスト環境構築
- Assistants API使用者は8月までに新API設計へ移行
🏢 ビジネス・市場動向
AI博覧会 Osaka 2026で企業活用事例を共有
2026年1月21-22日、マイドームおおさかでAI博覧会 Osaka 2026が開催されました。関西企業のAI導入をテーマにした展示会で、SMBC、日清食品HD、Notionが登壇し、業務向け生成AI/LLM活用事例を共有しました。
登壇企業と想定テーマは以下の通りです:
- SMBC(三井住友銀行): 金融業務での生成AI活用
- 日清食品HD: 製造業・マーケティングでのAI導入
- Notion: コラボレーションツールとしてのAI統合
関西圏での企業AI導入加速の証左として、また身近な企業(食品・銀行)のAI活用を知る機会として重要なイベントです。技術者にとっては、日本語特化モデルの実装事例収集の場となります。
OpenAI vs Google/DeepMind - マネタイゼーション戦略の分岐
2026年1月22日のダボス会議で明らかになったGoogle DeepMind CEOの発言は、AIサービスのマネタイゼーション戦略の分岐点を示しています。
- OpenAI: ChatGPTに広告導入
- Google/DeepMind: Geminiは広告なし継続
エンタープライズ顧客の選択基準として、データプライバシー懸念が重要な要素となります。「広告なしAI」が競争優位性として機能する可能性があり、今後のビジネスモデル選択に大きな影響を与えるでしょう。
API課金体系への波及可能性もあり、技術者・ビジネス意思決定者双方が注視すべきトレンドです。
明日への展望
本日は新モデルリリースこそ確認されませんでしたが、ガバナンス透明化(Anthropic憲法)とマネタイゼーション戦略分岐(OpenAI広告 vs Google非広告)という、業界の方向性を示す重要な動きがありました。OpenAI APIの廃止スケジュールが2月から本格化するため、技術者の方は緊急対応の準備を進めてください。
日本市場では関西での大規模イベント開催により、SMBC・日清食品といった身近な企業のAI活用事例が共有されました。明日以降も、Anthropic憲法への業界反応、AI博覧会での具体的事例詳細、Google TranslateGemmaの活用動向に注目です。
明日もAI業界の最新動向をお届けします。どうぞお楽しみに。
